バキュームブレーカーの役割と設置条件をわかりやすく解説
ディスポーザーを導入・交換する際、見落とされがちなのが「給水方式」の違いです。
なかでも、給水管からディスポーザーへ直接水を送る「直接給水方式(全自動タイプ)」は、利便性の高さから既存ユーザ様には好評ですが、給水方式を変更して設置する際には注意が必要な方式でもあります。
💧 直接給水方式とは?
一般的にディスポーザーでは、使用前に蛇口を開けて水を流す「手動給水方式」や、スイッチと連動して水栓から水が出る「自動給水方式(水栓割り込みタイプ)」が主流です。
これに対し、直接給水方式(全自動タイプ)は、
➡️ 給水管から専用の給水ホースでディスポーザー本体へ直接給水される構造です。
✅ 直接給水方式のメリット
- ディスポーザーの運転スイッチひとつで、自動的に適量の水が流れる
- 水栓や蛇口を操作する手間がなく、給水忘れや止め忘れの心配がない
- 毎回一定量の水を確実に供給できるため、機器への負担が少ない
- 水栓吐水口からの給水ではないので、水栓の交換も自由
⚠ 直接給水には「バキュームブレーカー」の設置が必要です
一方で、給水管とディスポーザー本体が直結される構造上、逆流の危険性があるため、
▶️バキュームブレーカー(真空破壊装置)の設置が必要になります。
🧰 バキュームブレーカーとは?
バキュームブレーカーは、給水配管に負圧(真空状態)がかかったときに空気を取り込むことで、
➡️ 排水が逆流して給水管に混入するのを防ぐ装置です。直接給水方式(全自動タイプ)のディスポーザーの場合、水栓の横や天板にシルバーの突起物(バキュームブレーカー)が付いています。
💎TOTO製自動給水方式の場合
TOTO製自動給水方式のディスポーザーをお使いの場合は、バキュームブレーカーがありません。
そのため、水栓割り込み方式への変更にてご案内をしております。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
TOTO製自動ディスポーザーの給水方式とは?
🛠既存方式からの変更や新規キッチンへの 設置にはキッチンへの「穴あけ工事」が必要
新規設置の場合はシンクや天板に穴を開け、バキュームブレーカーを取り付ける工事が必要になります。
そのため他の方式から直接給水方式(全自動)に変更される例はほとんどありません。
✅ まとめ|既存ユーザーには好評な方式、でも設置には確認が必要
直接給水方式のディスポーザーは、操作の手間が省けてとても便利な一方で
➡️バキュームブレーカーの設置が必要なため給水方式の変更、新規キッチンへの設置は難しい。
➡️TOTO製自動ディスポーザーからは水栓割り込み方式へ変更が可能。
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